物貰いとは、ものをもらうこと、もらう人を意味し、他人の奉仕精神を頼りに生きている「乞食」とほぼ同義。しかしまたものもらいは、まぶたにできる小さい腫れ物についてもいう。これは「よその家からものをもらうと目の病気が治る」というわけのわからない俗信から、だからといってなぜその腫れ物だけが「ものもらい」と呼ばれるようになったのかわけのわからない理由で、そしていま「ものもらい」といえばどちらかというとこのまぶたの腫れ物をいう場合が多いというわけのわからない経緯をへて現代にいたっている。(KAGAMI & Co.)