この辞典の使い方「あ」で始まる言葉>行脚の意味

カテゴリー:宗教、民間信仰、俗信

カテゴリー:慣用語

行脚

あんぎゃ

 行脚(あんぎゃ)とは、仏教の僧侶が修行のために各地をめぐり歩くことをいう。漢字の「行脚」を「あんぎゃ」と読むのは、日本における漢字の音読みのしかたの一種である唐音(とうおん)によるもの。その後、仏教の修行でなくても、俳人松尾芭蕉の旅のように、目的をもって諸国を旅することも行脚と呼ぶようになった。自分の「脚」で歩いて「行」くから「行脚」というわけだが、最近では、ワゴン車に乗ってレコード店を回る演歌歌手のプロモーション活動なども「全国行脚」と呼ばれているようである。しかし、昔の「行脚」が仏教修行の一環であったり、地方のパトロンを訪ね歩く厳しい旅であったりしたように、現代のそれも、飛行機のファーストクラスで飛び回る全国公演などもってのほか、せめて田舎のレコード店でみかん箱をステージにして歌うとか、誰も歌なんか聞いていないしょぼいキャバレーでの営業(いまどきそんなキャバレーもないが)といった、下積み感いっぱいの活動を言うにとどめてほしいものである。(CAS)

YouTube始めました

 

『ドクタールソーのワラワラ日本語講座』やってます!

☞こちらへどうぞ

チャンネル登録をどうぞよろしく。

講談社より『笑える日本語辞典』

→こちらへどうぞ

イラスト付解説

最新イラストはこの下↓

きまぐれおすすめワーズ

新着&改訂ワーズ:着順

カテゴリーインデックス

最新イラスト

五十音インデックス

     

    

    

    

    

    

    

      

    

       を