ゆか

 床(ゆか)とは、建築物の構成要素のうち、足で踏まれたり、ジュースで汚されたり、物を落とされたりと、汚れ役を引き受けている部位をいう。

 日本の住宅はご承知のように土足厳禁なので、諸外国に比べて床は甘やかされた扱いを受けている。それもそのはずで、「床(ユカまたはトコ)」はもとは、身分の高い人のベッドのこと。「ゆか」という言葉も、語源は「おそれおおくて近寄りがたい所」という意味ではなかったかと考えられる。そこから、他のところより一段高く設けた場所に「床」の字が当てられ、「床の間」「床几(しょうぎ:折りたたみ式の椅子またはベンチ状の腰掛け台)」などと用いられた。住宅の「床(ゆか)」も、のんきな外国人に土足で踏み込まれないように地盤より高く設けて、ここから神聖な場所であるから履き物を脱ぎ、どたばた走り回るような失礼のないようにと暗黙のプレッシャーをかけているのである。(CAS)

床 ついでにこんな言葉もチェックすべし

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