孟母三遷

もうぼさんせん

 孟母三遷とは、中国前漢の歴史書『烈女伝』にみえる孟子の母親の逸話に基づく成語。すなわち「孟子のママの三度の引っ越し」という、コメディドラマみたいなタイトルである。また「孟母三遷の教え」ということもあるが、この場合は「孟子のママの三度の引っ越しに学べ!」というビジネス啓蒙書にありがちなタイトルである。 

 中国の儒家思想の大家・孟子の母は当初墓場の近くに住んでいたが、子ども(孟子)が葬式のまねをして遊ぶので、市場の近くに引っ越した。すると今度は商人の駆け引きをまねるので、次は学校のそばに移った。すると礼儀作法をまねるようになったので安心してそこに定住した。これは子どもに芸を仕込んで一儲けしようとたくらむステージママの大活躍を描いたどたばた喜劇であるが、学校の周辺の地価を上げようとする不動産屋がスポンサーについていたわけでも、墓場の管理人や商人などというのは卑しい職業であるという職業差別のアジテーションでもなく、教育には環境が大切であるという面白みのない教えである。(CAS)

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