通し

とおし

 通しとは、動詞「通す」の連用形。「通す」は、A地点からB地点まで障害物の間を抜けて人やものを移動させるというニュアンスを持った言葉で、「トンネルを通す」「針に糸を通す」「意見を通す」などと用いられる。その名詞である「通し」は「通すこと」「何かを通してすること」などを意味する。

 演劇、歌舞伎などで用いる「通し」も、障害物の間を抜けて移動させるという定義がよくあてはまる言葉である。演劇界においては、演出家の怒鳴り声や役者たちの下手くそな演技などの障害にもめげず、最初から最後まで行う練習を「通し稽古」という。また歌舞伎では、退屈でぐっすり寝ていたり、芝居そっちのけで弁当を食っていたり、子どもがぎゃーぎゃー泣いているのにもめげず、長い芝居をほとんど一日がかりで全編行う興業を「通し狂言」などという。(CAS)

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