この辞典の使い方「こ」で始まる言葉>糊口を凌ぐの意味

カテゴリー:慣用句

糊口を凌ぐ

ここうをしのぐ

 糊口を凌ぐとは、やっと食べていけるような貧しい生活を送るという意味。「糊口(ここう)」は「口を糊(のり)する」と訓読するが、口を接着剤で張り付けて食欲を我慢するというような意味ではない(そんな意味でも通じるような気もするが)。「糊(のり)」とは「粥(かゆ)」のことで、「糊口」は「粥を口にする」という意味。粥は炊いた米や雑穀を水で煮た食べ物で、ご飯が水を含んで増量するので、「腹が減った」とぴいぴい騒ぐ子どもだまして穀類を節約するのに適しており、これを常食して日々を凌いで(苦境を切り抜けて)いるから「糊口を凌ぐ」というわけである。「糊」で「粥」を表すのは、飯粒を水で溶いて軟らかくした粥状のものを、以前は実際に紙などの接着剤として使っていたことからかと思われ(中国人の考えたことだからよくわからないが)、やはり「食べ物をせがんでうるさい口を糊でふさぐ」という意味でもよいのではないかと感じる。(CAS)

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