鰹節、カツオブシ

かつおぶし

 鰹節とは、調理場で包丁を手にした暴漢に襲われたとき、反撃できる唯一の食品。

 カツオの加工品で、昆布と並ぶ、日本料理の出汁(スープストック)用食材の代表格。おそらく硬さにおいては世界一の食品。そのため、大工道具のかんなのような器具(というより、かんなそのものの器具)で削って使用する(現在はすでに削られてパックされた製品が多いが……)。日曜大工のついでに料理できる食材は世界広しといえども鰹節くらいのものであろう。

 鰹節の硬さの秘密はカビ。のどが乾いているカビを燻製にしたカツオに何度も付けて水分を吸わせる。完成までに数か月かかるその製法は、「なぜそんなにマニアックなまでに硬くする必要があるのか」という疑問を、製品から採取できる出汁の上品なうまさで一発解答してくれる。製造にかける期間に比べて上質な出汁を取る時間はごく短いといういさぎよさと、「勝利するサムライ」とゴロ合わせ解釈できるその名前により、江戸時代には縁起物として尊ばれた。(CAS)

鰹節 ついでにこんな言葉もチェックすべし

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