痛いとは、さわられたり、なでられたりするより強く感じ、けっして快適とはいえない触覚を表す形容詞。早い話、拳固で殴られたときの感じを表す言葉。ただし、殴られたときの衝撃の程度によっては、「気持ちいい」「何も感じない」になる場合もある。
「いたい」は、「いたく感動した」という言葉があるように、本来は「はなはだしい」「すごい」「超」といった意味を表していたらしい。したがって、最近、恥ずかしい、バカっぽいといった感覚がはなはだしいことを「痛い」と表現するのは、あながち間違った使い方ではない。(CAS)