この辞典の使い方「い」で始まる言葉>いやしくも、苟もの意味、語源

カテゴリー:慣用語、擬声語、擬態語

カテゴリー:日本論、国民性、習慣、礼儀

いやしくも、苟も

いやしくも

 いやしくも(苟も)の「いやし」は「賤し」で、身分が低い、下賤であるという意味。「いやしくも」とは、「賤しい身分であるけれども」つまり「身分不相応であるけれども」「かりそめにも(一時的にではあるけれども)」という意味で、「いやしくも市長の任を預かる私」などと用いて、「身分不相応ではあるけれども一時的に市長の任をまかせられた私」つまり「自分では実力不足であるとは思っているが、みなさんが私にはその任にふさわしい器量があると判断して市長という大役に選んでいただいき、一時的にではあるけれどもその職に全身全霊とりくんでいる私」であると、謙遜しつつ実は大いばりしたいときに用いる。

 中国語の「苟」は、かりそめにする(適当にやっつけておく)、おろそかにする、もしも、などの意味で、「苟同(テキトーに同意する)」「苟活(良心をごまかして生きる)」などと用いられ、日本語に当てられた「身分不相応ではあるけれども」の意味はなさそう。したがって、「苟も市長の任を預かる私」をベタに訳すと、「テキトーに市長をやらしてもらっている私ですがねえ」とホンネに即した表現になる。(CAS)

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