この辞典の使い方「あ」で始まる言葉>油揚げの意味、由来

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油揚げ、油揚

あぶらあげ、あぶらげ

 油揚げとは、豆腐を薄く切って油で揚げた食品。豆腐を材料としているが、キツネやトンビ(鳶)など肉食動物の間でも、ヘルシーな食品としてたいした人気があるらしく、神社にお供えなどして露天にさらしておこうものなら、たちまち動物たちによる争奪戦がはじまる。

 キツネの好物が油揚げであるというところから、油揚げがトッピングされたソバやうどんを「きつねソバ」「きつねうどん」という。しかし、キツネが油揚げを好むというのは、稲荷神社に油揚げが供えられたことからきた誤解だという。稲の天敵であったネズミの大量発生を恐れた人々が、稲荷神社にネズミの好物である油揚げをそなえてご機嫌取りをしていたところ、いつのまにか稲荷神社の雑用係であるキツネの好物であったごとくに喧伝され、「キツネ」が「油揚げ」の愛称になってしまったのだとか。もちろん、肉食獣であるキツネはフレッシュな鶏肉でもあればそちらのほうが好きであるにきまっているが、ここまで油揚げ好きが知れわたってしまっては、いまさらカミングアウトしようにもできない雰囲気となっている。(CAS)

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