昔取った杵柄

むかしとったきねづか

 昔取った杵柄の「杵柄(きねづか)」とは、餅をつきかためるのに使う杵の柄(え)の部分のことで、「昔取った杵柄」はその人が以前手に取って餅をついていた杵柄を意味し、若い頃に覚えた技能をいうことわざである。つまり、年寄りが若い頃経験した仕事に再び取り組もうとしているとき、「昔取った杵柄でもうひと頑張りしてみます」などと用いる。そんな年長者の頑張りを周囲の人々が見て、年寄りが無理な仕事をやらされて失敗しそうだなと思えば「年寄りの冷や水だ」などと冷やかし、実際に失敗すれば「あの人も焼きが回ったな」などと揶揄し、意外にうまくやりそうな気配があれば「亀の甲より年の劫だな」などと無責任にほめるのである。(CAS)

昔取った杵柄 ついでにこんな言葉もチェックすべし

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