ヘッジファンドとは、金持ちから巨額の金を預かり、その大金のすごみをめいっぱい利かせて、「金が金を生む」ということわざをリアルに実践している組織やその投資技術のこと。ただ、一般の投資信託などが金持ちから預かった金を競馬の本命複勝にちまちま賭けて手堅く増やしているのに対して、ヘッジファンドは超頭脳的な調査と計画のもとリスクを回避(ヘッジ)しつつ、多少の汚い手段も辞さずに万馬券をものにしていることから、「ただの信託とはちょっと違うぜ」と言いたげなこのかっこいい名前を冠している。しかし、競馬協会そのものに投資して役員をねじこみ、ばかな経営陣を駆逐して経営をとりしきり、その価値をめいっぱい高めたうえで売り払い、しこたま儲けるといった「やりすぎ感」の強いファンドは「ハゲタカ」などと呼ばれて嫌われている。(KAGAMI & Co.)