二足の草鞋を履く、二足のわらじをはく

にそくのわらじをはく

 二足の草鞋(わらじ)を履く(略して「二足の草鞋」とも)とは、二つの仕事を兼ねるというたとえだが、二足の草鞋を同時に履くのは難しいように、本来両立しない二種の仕事を兼ねているような場合に用いたもの。江戸時代、博徒を取り締まる役割の十手持ちを博徒自身が兼ねていたことがあり、それを「二足の草鞋を履く」と言ったのだという。現代では、さほど極端な「二足の草鞋」は表向きにはあまり見あたらないので、副業を禁じられている公務員やサラリーマンがサイドビジネスで稼いでいたりすると「二足の草鞋を履いている」といわれ、羨望の対象になったりしている。一方、アメリカあたりでは、ギャング団に属して警察に情報を売っている情報屋とか、音楽プロデューサーとドラッグディーラーを兼ねている本格的な「二足の草鞋」組が健在で、このことわざも「二足の靴を履く」とリニューアルしたほうがよいかもしれない。(CAS)

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