この辞典の使い方「せ」で始まる言葉>雪月花の意味、由来

カテゴリー:文学、出版

雪月花

せつげつか

 雪月花とは、むかしの日本において、季節の風景を楽しむための舞台装置ランキングのベストスリー。唐の詩人・白居易が自身の詩の中で発表し、白居易ファンの多い平安貴族が受け入れて、その後長らく日本美の基準となった。「花」は日本では「桜」のことであり春、「雪」はもちろん冬、「月」はいつでも出ているが特に秋の月が観賞の対象となる。

 雪見、月見、花見とそれぞれ名称があるように日本は、雪、月、花を観賞しながら酒を飲み、和歌や俳句を作ったりするのが、金持ちの暇人の風流なたしなみだった。現在でも花見は盛んだが、江戸時代に庶民の楽しみとなってからは酒を飲んでばかさわぎするための場となり風流とはほど遠く、雪は観賞して楽しむには寒すぎるし、月の出るころには地上は誘惑場所にあふれているので、遊び相手としては影が薄くなっている。(CAS)

雪月花 ついでにこんな言葉もチェックすべし

YouTube始めました

 

『ドクタールソーのワラワラ日本語講座』やってます!

☞こちらへどうぞ

チャンネル登録をどうぞよろしく。

講談社より『笑える日本語辞典』

→こちらへどうぞ

イラスト付解説

最新イラストはこの下↓

きまぐれおすすめワーズ

新着&改訂ワーズ:着順

カテゴリーインデックス

最新イラスト

五十音インデックス

     

    

    

    

    

    

    

      

    

       を